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Japanese Newsletter

August 22, 2013

August 22, 2013 | Japanese Newsletter on

How Politicians use Twitter

Twitterの政治的使い方を教えます

 

   今週も、ヘリテージ財団では興味深いインビテーションオンリーのイベントが開催された。タイトルは「すごい内容を持っている5匹の愉快な仲間(5 Cats who have Great Content);あなたの話を拡散する方法」。一見すると何の内容だかわからない。シンクタンクのイベントのタイトルでは、かなり珍しい。

それもそのはず、このイベントは、いかにSNSを有効に利用して政治的メッセージを拡散させるかという内容なのである。つまらないタイトルであってはならない。

私とアシスタントのライリーもなんだろう、と目を留めた。実際に、このイベントは通常のこのシリーズのイベントよりも人気があり、前日、「あと6名の席しかないので、参加する人は登録をお願いします」というメールを受け取った。通常、インビテーション・オンリー・イベントでこういうメールをうけとることはほとんどない。

会場はヘリテージ1回の会議室。いつもよりも人が多い。今は国会は夏の休暇中のため、ワシントンの道もすいているし、シンクタンクのイベントも少ないし人の入りも少ない状態なのに、このイベントは人で溢れている。通常は30人前後が参加するシリーズであるが、今回はいつもの倍で60人が参加しすし詰め状態だ。

ヘリテージ財団はアメリカ的保守思想を基礎とするシンクタンクであるので、この日のパネリストは保守思想を持ち、メッセージを伝えるためにSNSを利用して成功した人たちだった。GIF(ジフ)や140文字のTwitter、超短いビデオの使い方の秘訣をこのイベントで明かすという。

メインパネリストは、共和党下院議員デジタル・チャレンジで優勝したダレル・イッサ下院議員のデジタル・ディレクターのJustin LoFrancoだ。他には、雑誌の編集者と有名なブロガーら合計5人。つまり、彼らが5匹の猫たちである。

この案内には、アニメを使ったGIFのモデル映像も添付されている。シンクタンクの案内Eメールにちょっと品のないユーモア一杯の映像が添付されていることは、ものすごく珍しい。

このイベントを総括するとSNSの利用には5つのポイントがあった。

まず1つは、マスメディア以外の普通の人々が政治的メッセージを発信するのに、SNSは非常に有効なツールであるということである。

2つ目はTwitterが今、一番、利用度が高いということであった。Facebookはかつてほど、メッセージを拡散する勢いはないという。Twitterは、140字しか書けないことが功を奏し瞬時が勝負である。ここで重要なのは、文字数が少なくても「あなたの人間性を失わずに伝えること」という。つまり、フォロワーが反応してくれたときは、真摯に反応を返すことだ。

3つ目は、政治の報道では、ほとんどの人は、経済統計や世論調査などありとあらゆる数字を気にしがちである。よほどの目立つ政治家ではない限り、政治家、ましてや新人候補者は、ビッグデータのひとつとして報道されがちである。そこで、Twitterでつぶやく際には現実の人間であることを伝えるために、個人的な写真をアップロードすることが有効である。また、ここでしか見られない内容を見せられることにフォロアーは喜ぶという。

4つ目は、政治のことだけについてつぶやかないこと。時としてジョークをはさんだり、その日に何が起きたか書いてみる。これは人間性を見せ、かつ政治だけでおもしろくない、と思われることを避けるという。もちろん、時に応じて、イベントの告知とその関連のリンクは必要だ。その際、リツィートされることが重要となる。

5つ目は、Twitterにあまりに長い時間を書けたりしないこと。内容があれば、フォロアーは増え、そしてメッセージはさらに広がっていく。そして、最後に3つのハッシュタグをつけて発信することは忘れずに、ということであった。

 

キャピトルの丘

私はTwitter歴4年ほどになるが、フォロアーを延ばすことは難しいことを体感している。上記のイベントで紹介されたように、書きたいことだけ書いているだけでは、Twitterの有効活用とは程遠いということになる。

確かにTwitterで人気のある人は、知り合い、知り合いでないにかかわらず、しかも褒められてるいるだけではなく文句を言われても、きちんと反応し、常に140字の会話を成立させている。

私もTwitterのアドレスを持ち2000人以上のフォロアーがいるが、常にコミュニケーションを返すということはかなり面倒な作業である。1週間ぐらい使わないでいると、10人ぐらいフォロワーが減っている。書き過ぎても減るし、書かなくても減るし、フォロアーを伸ばし続けることはかなり大変である。

フォロアーの多い人たちの書き込みを見ると、まさにフォロアー数を育てているというほど手をかけている。

ハッシュタグも、実は使いこなしていない。時間の配分も難しい。初期のころは、最後のポイントどおり、Twitterにはまったかのように時間を費やしてしまったこともあった。その経験があるだけに、5番目のポイントを聞いたときは、みんなそうなんだと、膝をたたきそうになった。

私の今までの経験では、ニュースの場所に居合わせ、日本のマスコミ報道よりも早く、その状況をツィートすると、そのニュースに関連する人たちがどんどんリツィートするのでフォロアーは増える。だが、そのニュースが終わると、増えた数と同じとは言わないが、それよりもちょっと少ない数のフォロアーが減る。

最近、Twitterをご無沙汰しているので、ちょっと書き込んでみようかなと思いつつ、時間を費やしすぎた経験から躊躇する自分もいる。

 

About the Author

Kumi Yokoe, Ph.D. Senior Visiting Fellow, Japan
Asian Studies Center