The Heritage Foundation

Japanese Newsletter

April 18, 2013

April 18, 2013 | Japanese Newsletter on

How Congress Sees Asia

先週、ヘリテージ財団では、外交に関係が深い連邦議員のスタッフ3人が、アジアについて話した。上院の外交委員会の上級スタッフをつとめるキャロリン・レデーは、「私のボスのボブ・コーカー上院議員は、アジアー太平洋地区に非常な興味を持っている」と口火を切った。

連邦議会はアジアをどのように見ているか

 

先週、ヘリテージ財団では、外交に関係が深い連邦議員のスタッフ3人が、アジアについて話した。

上院の外交委員会の上級スタッフをつとめるキャロリン・レデーは、「私のボスのボブ・コーカー上院議員は、アジアー太平洋地区に非常な興味を持っている」と口火を切った。

 

コーカー議員とレデーはちょうど、東京、ソウル、北京を訪問し帰国したところだという。レデーによると、新しい連邦議会になって、初めてランキングの議員がアジアを視察した、という意味で重要な体験だったと語った。

 

レデーは、現在、外交委員会がアジアについてもっと注目するのは、オバマ政権のアジアピボットまたはリバランス、と語る。オバマ政権は外交戦略と予算の関係をどのように考えているかについての懸念を示し、さらに中身も曖昧であるとした。このような状況にあって、外交委員会のランキングメンバーであるコーカー議員は、以下の2つの点が鍵になると考えているという。

 

1つは、リバランスの経済的側面である。

 

コーカー議員は、日本訪問時にTPPについて前向きな話を聞き、非常に興奮していたという。レデーは、TPP遂行までに解決しなければならない問題は山積みだが、TPPはWin-Winの関係を構築すると語った。さらにレデーは連邦議会では日本が入ることで進捗状況が遅れるとの見方もあるが、2013年の終わりまでにはTPPは合意に達すると見ていることも明かした。

 

2つめは、現状どおり、北朝鮮である。レデーは、コーカー議員は北朝鮮については中国とアメリカは協力することが不可欠だとし、アメリカは、中国が北朝鮮の現政権をサポートし続けることは利益がないということを説得していく必要がある、と考えている、とした。

 

続いて中国議員連盟の共同長をつとめるランディ・フォーブス下院議員の軍事政策アドバイザーを務めるエリック・セイヤーは、アジアー太平洋に関しては、「共和党と民主党が協力できる珍しい分野である」と話しはじめた。

 

アフガニスタン、インドーパキスタンの関係については両党で議論はあるが、アジア太平洋の貿易政策と同盟関係については議論の必要がないと前置きした上で、議会はアジアの戦争についてさらに注目が集まっており、アジア関係の議会スタッフは増員されるだろうと予想した。

 

さらにエリックは、沖縄の基地移設にも言及し、米軍の配置換えについては、この地域の戦略的ポートフォーリオが必要だと語った。

 

マルコ・ルビオ上院議員の外交スタッフのビクター・セルヴィーノは、ルビオ議員はアジア太平洋地域に今まで以上にコミットして行きたいと考えている、と明かした。セルヴィーノはとりわけ、ルビオ議員は中国と北朝鮮の人権と経済についての懸念している、とした。

 

 

キャピトルの丘

 

ヘリテージで行われたインビテーション・オンリーのランチョンで、政治小説作家が講演した。Joel C. Rosenbergは、政治コンサルタントから政治小説のベストセラー作家に転進した。

10冊近い本を出版しているが、初版作家の地位に甘んじる私にとっては、彼の話は非常に興味深かった。

 

ローゼンバーグは、2001年911同時多発テロ事件がおきる9ヶ月前に、商業用の飛行機が、Denver, COを訪問した大統領の車列に突っ込むというテロを小説を出版していた。その名も「ラスト・ジハード」だった。そのため同時多発テロが起きるや、この事件を予想した政治作家として、一躍、全米にその名を知らしめた。

 

ローゼンバーグは、政治コンサルタントの経験からアメリカの深部で何が起き、どんな危険が迫っているのかを知り尽くしている。

 

日々の仕事から、小説への発想が生まれるという。

 

「事実からどんなことを起きうる可能性があるのか、とどんどん考えが広がっていく」と明かす。

 

さらに「小説には、起き得る最悪のシナリオを描くことが出来、その際の対応もシミレーションできる」と話していた。

 

アメリカは様々な人が政治にかかわり、そして政権も議会も情報公開法に基づき情報を開示している。

 

真に迫る政治小説はアメリカだからこそ生まれるのだろう。ある意味、各国の政治小説の中身は、その国の政治がどれだけ開かれているのかに関わっている。

About the Author

Kumi Yokoe, Ph.D. Senior Visiting Fellow, Japan
Asian Studies Center