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March 28, 2013

アジアはNear Westだ

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アジアはNear Westだ

アジア・スタディの最大のイベントともいえるB.C.Leeフォーラムが、今週、行なわれた。

タイトルは「Annual B.C. Lee Lecture on U.S. Policy in the Asia-Pacific」で、スピーカーは、下院の外交委員長を務めるエド・ロイスだ。ホストは、所長のエド・フルナーだ。フルナーは、「所長という時代は残すところ13日となりました。今日は時期所長のデミント元上院議員もいます。」と挨拶し、200人を超える参加者の笑いを誘ってフォーラムは始まった。

フルナーは、アジアの成長を見越して1983年にアジア・スタディを作り、その予想は見事に当たり、現在、大西洋をはさむ貿易量の7,8倍にまで成長したと語っていた。サムソンの創業者の冠がついたこのフォーラムの歴史も古く今回は16回目であり、ヘリテージ財団とアジア、とりわけ韓国と関係が深いことを語った。

フルナーは、日米同盟は機軸であるが、60年前の戦争をともに戦った韓国とは、特別な関係があると語り、マイクをエッド・ロイス下院議員に譲った。

ロイスは、「カリフォルニア出身の私にとってはアジアはFar EastではなくNear West」だと定義し、スピーチを始めた。

ロイスは、日本、台湾、フィリピン、中国、韓国の共通懸念は、領土問題、北朝鮮、自由経済の3つであると語った。

1つ目の領土問題については、アジアでは経済的支出より軍事支出が目立っていることを強調していた。アジアでは軍拡競争が展開されており、その最大の原因は、北朝鮮という脅威だ、という見方を示した。

さらに北朝鮮については、厳しい制裁が必要だと明言した。アメリカは、北朝鮮のさらなる軍拡をやめさせるために海外通貨と銀行アクセスを制限をしなくてはならない、と語った。ロイスはそういった法案を提出する準備をしているとした。

3つ目の経済については、軍拡競争を超えるために貿易に注目したほうがいいととの考えを示した。とりわけインドに注目することが効果的とであるとし、それは、インドは世界で最大の人口を誇る民主主義の国家であるので、重要な経済国になる可能性を秘めているとした。この視点から、インドさらには台湾ともFTAを締結した方が良いと語った。

ロイス下院議員の講演からも、アジアとの関係においては経済と貿易が非常に重要なファクターと考えていることが明白だ。ロイスは、今後5年間で世界で作られる富(約11兆)の半分は、アジアからもたらされると予想した。

キャピトルの丘

ヘリテージ財団は韓国と関係が深いことで知られている。

このB.C.LEEフォーラムも関係の深さを物語っている。昨年はなかったが、今年は、フォーラム後に、ランチレセプションも行われた。

ホストは韓国Young-jin Choi在米大使であった。

残念ながらランチは、韓国料理ではなく、通常のヘリテージ財団のケータリングのサンドイッチとチョコレートデザートであったが、参加者の多くは韓国人だった。

ロイス下院議員は、講演でチョイ大使と彼の選挙区であるカリフォルニアを訪れ、韓国系アメリカ人のソサエティを訪問したことを話していた。

レセプションで、チョイ大使は、アメリカがアジア太平洋地区の貿易に多大なる貢献をしてきたとし、ロイス下院議員の講演に賛同し、領土問題などのアジアの問題解決には軍隊よりも貿易交渉のほうが効果的だ、と語った。

ヘリテージ財団は501(C)3のシンクタンクなので、外国政府からの寄付は受け付けていない。

だが、外交の研究においてシンクタンクにとっては外国政府との関係は必要である。

また、とりわけ外交問題においてシンクタンクが役割は広く認められている。2002年7月国務省ジャーナルに「アメリカの外交政策におけるシンクタンクの役割」というレポートがでているほどだ。

台湾の要人が訪米する際の受け入れになっているのもシンクタンクであることが多い。

ヘリテージ財団にいるおかげで、シンクタンクの外交政策における役割が目に見える。「シンクタンク」を研究してきた者として興味深いことの連続だ。

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